
2026年2月号
*粟村 政昭氏の著書「ジャズ・レコード・ブック」を読む。 連載
生前、ジャズ評論家の油井正一氏が、粟村政昭氏の「ジャズ・レコード・ブック」を世界最高の"ジャズ・レコードのガイド・ブック"として絶賛していた。ジャズ全般に渡るレコード・ガイド・ブックは例がない。1968年2月25日 第1刷発行、数年を経て2版〜3版と増補版が発売された。近年、多くのジャズ・ファンから再版の要請があり、一部の評論家やファンが尽力したが、再販は出来なかった状況があった。粟村氏が筆を起こしたのが1965年、58年の時を経て多くのファンの渇を癒すべく、ネットに依る復刻を思い至った。多くのジャズ・ファンや新たなジャズ・ファンの方々に、熟読玩味して頂けたらと思う。この著書は、雑誌「スイング・ジャーナル」1965年2月〜1967年8月まで連載された"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"に端を発し新たな人選の下、全面大改訂をほどこした書籍である。
今回「ジャズ・レコード・ブック」の前身の企画である、雑誌「スイング・ジャーナル」に、1965年2月〜1967年8月まで連載された、"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"に掲載された153名のアルバム紹介をまず読んで頂き、「ジャズ・レコード・ブック」に取り掛かることにしたいと思う。
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「 ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード 」
粟 村 政 昭
"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"は、雑誌「スイング・ジャーナル」1965年2月〜1967年8月まで連載された。最初の一年は編集部の人選であったが、1966年3月から粟村氏の人選に依る153名のレコード・ガイドである。
「某々のレコードは何を買うべきか」といった類の文章には年中お目にかかる様な気がするが、実際にレコードを購入するに当たって頼りになる内容のものは意外と少ない。その理由の第一は、撰択が甘くて最高点クラスのレコードと称するものがやたらと沢山並べられている場合が多いからだ。近頃の我国レコード市場は可成り乱戦気味だから、上手く立ち廻れば外国盤国内盤共に相当安い値段で購入することは出来る。しかし、千円、2千円の支出は我々の生活水準からみて、余程の金持ちでもない限り痛い事には変わりがない。そんな時に、これも良、あれも結構という大様な推薦のされ方をすると、全く腹が立つ。それに執筆者の中には妙にイキがって、ゲテ物レコードや道楽的な吹き込みを挙げる人もいるが、実際に身銭を切ってレコードを買うコレクターにとってこういう人々は明らかに敵である。そんな訳で、この稿を書くに当たってぼくは、推薦レコードは真に良いもの乃至は話題になったもののみにとどめ、出来るだけ少ない数のレコードを選出しておくことに決めた。勿論この他にも傑作佳作といわれるLPは沢山あるから、ファンの方はこの稿を一つの参考として、後は自分の好みに応じてコレクションの幅を拡げていかれるといいと思う。
第14回
< ミルドレッド・ベイリー >
スイング・ジャズの全盛期時代、多くのビック・バンドはコマーシャルな意味合いも含めて女性の専属シンガーを起用する機会が多かったが、そのなかで真にジャズ・ファンの耳を満足させ得た人となると、白人ではミルドレッド・ベイリーに次いで、わずかにリー・ワイリーの名を挙げ得るに過ぎない。ベイリーがホワイトマンのもとを去ってレッド・ノーヴォとバンドを組織したのは、36年の事だったが、ノーヴォの趣味の良いザイロフォンのソロと繊細な彼女の声が見事にマッチして、都会的なセンスに満ちたユニークな傑作が次々に誕生した。彼女がコロンビア系のレーベルに録音した数多くの名唱は、今日「ミルドレッド・ベイリー物語」として集大成されているが、当時の第一級のソロイスト達に囲まれた華やかなレコーディング・セッションの数々は、ホリディーウィルソンのブランスウィック・シリーズにも匹敵するスイング・ジャズの逸品と申せよう。
< ジミー・ブラントン >
楽器別に眺めたジャズの歴史になかで最も際立って目をひく事実の一つにベーシストの輩出ぶりがあると僕は思うのだが、この楽器を単なるリズム楽器としての役割から解放した偉大なパイオニア、ジミー・ブラントンに匹敵するほどの大物はいまだに現れてこない。個人的な意見を言わせてもらうならば、僕はジミー・ブラントンこそジャズ史上最大のベーシストであったと思うし、彼に迫り得る者としては現在でもなお、わずかにチャーリー・ミンガスとオスカー・ぺティフォードの名を指し得るに過ぎない。ブラントンはその短い生涯をもっぱらエリントン楽団一員として過ごしたが、40年初めのエリントン・バンドが史上最高を誇りえたのはベースにブラントンという逸材を据えていたことにも大にな因があった。ただしデュークは我々が思うほどにはブラントンの存在を重視していなかったらしく、フル・バンドに依る演奏では「jack
the bear」はわずかな曲目に彼をフィーチュアしているに過ぎない。ブラントンの奔放自在なテクニックとアイディアが最高度に発揮されている演奏は、彼がデュークのピアノとデュエットで吹き込んだ計6曲の録音であろうが、そのうちビクター系の原盤が「黄金時代のデューク・エリントン 第2集」として入手可能なのは有難い。このうちの2曲は「indispensable」の中にも収録されている。ブラントン以前にほんとうの意味でのベース・ソロというものがなかったという事実、これらの演奏が30年近くも昔に吹き込まれたという事実を考えるならば、彼ブラントンがいかに他にした
天才であったことが判るはずである。
< ハリー・カーネイ >
ジェリー・マリガンの才人ぶりに深甚の敬意を表しつつも、ジャズ史上最高のバリトン奏者ということになると、僕はやはりハリー・カーネイを推さずにはいられない。彼はこの他人があまり振り向かぬ困難な楽器を駆使しつつ長年にわたって前人未踏の荒野を切り拓いてきた。マリガンの功績はいわばこの偉大なカーネイの地盤を受け継いでの研鑽という範疇にあったわっけで、平凡な金魚からランチュウやオランダ獅子頭のような異型を作り出した人も確かに偉いが、黒い鮒から一匹の赤い魚を作り出した人の創意には及ばぬのと同じことだ。カーネイの代表作ち言われても選曲に困るが、エリントン楽団の演奏に聞けるバリトンのソロが、例外なく高水準のものであることは間違いないところだ。
< シドニー・カトレット >
ジャズ史上最高のドラマーは今なおシドニー・カトレットではなかろうかと僕はひそかに考えているのだが、カトレットは、スイング時代の優れたビック・バンドを次々に転じた後、バップの初期にはガレスピーやパーカーとさえレコーディングを行ってオール・ラウンド・プレヤーとしての盛名をほしいままにした。彼が活躍した年代から考えて、影響を受けたドラマーとしては当然ベビー・ドッツやズッティ・シングルトンの名が挙げられるわけだが、ほぼ同時期に名を成したこれも偉大なドラマーであるチック・ウェップからも少なからぬ影響を受けていると言う。
次回につづく (参考文献 東亜音楽社)
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<<< パワーアンプの買い替え >>>
パワーアンプは知り合いの人から譲り受けていたMarantz250を使用していて、このアンプを使いだして4,5年したらパワートランジスターが破損してしまい、そのあおりで、スタックスのコンデンサ
ーヘッドホーンの変換アダプターが燃えてしまった事がありました。そろそろ新しいパワーアンプにと考えていました。このころは国内メーカーからも、かな
りの数パワーアンプが出始めていてKENWOODから独立したAccuphaseがアンプ専門メーカーとして発足し、DENON、YAMAHA、LUX、Pioneerなど、また海外メーカーもMarantz、Macintosh、JBLなどがこの時代に新しいアンプをだしていまた。Marantz250の音は小さい音量でもメリハリがある音でした。後継機としてM500が発売されていたのでどんな音か楽しみでしたが、聴く機会がありませんでした。秋葉原のSM店でDENONのPOA3000Zを聴くことができ、当時は国内アンプの音の傾向が無色透明とよくオーディオ雑誌に載っており、POA3000Zも味付けのない素直再生音でした。国内のアンプはこの機種しか試聴するチャンスがなく終わってしまいました。Macintoshは一番充実したラインアップでしたが最初から購入の対象外でした。なぜかプリアンプもMacintoshにしなければいけないような気がして、プリとメインを揃えるのは価格的にはちょっと難しく、現在使用中のAGIのプリを暫く使う予定でいました。
SM店に展示されている機種は大型のスピーカーやプリメインアンプが中心に展示されていました。海外製品はMacintoshが中心に展示されていました。オーディオ雑誌で見たSAE2600があり、試聴させて
もらう事になりました。800Wの音がどんな音か未知の領域なので期待していましたが、想像するような音ではなく、音は大出力とは思えない透明感のある音で、広域が荒々しい音だと思っていたので良い意味でびっくりしました。低中域はさすがに重厚でハギレのよい音で音量を下げても音像が崩れない音でした。お店の人の説明では16個のパワートランジスターを使ているが放熱をファンと大型ヒートシンクで対策していて良くできたいると話していました。いろいろ説明をうけ購入することにしました。自宅にSAE2600が届いたので早速聴くことにしたのですが、電源を入れたら部屋の照明が一瞬暗くなり電気がおちるのかと思いドッキとしました。その後も2600のスイッチを入れる度にドキドキしていました。高出力のトランジスタ
ーアンプは結局マランツもSAEも出力トランジスターが破損してしまい、SAEの時はALTEC802-8Gが焼けてしまい代理店のエレクトリに依頼しドライバーを修理してもらいました。
*** 次回は横浜野毛のオーディオショップに通いつめる
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60年代以降活躍しているボーカリストを紹介します。
たくさんのボーカリストがでています。この時代公式サイト、facebookなどで
自身発信をしている人が多く時代はかわりました。
Kat Edomonson キャット・エドモンソン
アメリカ・ヒューストン、1983年生まれ,ジャズ、ボサノバ、ポッフスも唄う。2009年のデビュー作でビルボード誌ジャズチャートにランクインし2012,14年リリースしたそれぞれのアルバムでビルボード誌のチャートで1位をとっている。
2014年にはモントルージャズファスティバルに出演し、ヨーロッパツアーをしている。2024年にカーネギーホールのコンサートにも参加する。
紹介しているアルバムの一部はMP3のダウロード盤です。
発売CDの一部



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2025年12月のアメリカ市場のレコード価格です。人気盤の一部を載せてみました。
日本国内でも再発新品が大量に発売されていますが価格が7,000円8,000円は適正価格になっています。
アメリカでも40ドルが適正になっています。US盤を仕入れて販売するとこの値段になると思われます。
| $39.98 | $38.98 | $39.98 |

| $40.00 | $39.98 | $40.00 |
| $38.98 | $40.00 | $40.00 |

| $40.00 | $40.00 | $39.98 |

| $40.00 | $41.98 | $40.00 |

| $39.98 | $40.00 | 38.98 |